駄文

ただの大学生です。書きたくなったら適当に書きます。

ニーチェ

f:id:someishi:20200609204913j:plain「神は死んだ」でおなじみのニーチェ先生ですが、実際にどんな思想を持って、どんなことを伝えたかったのかよく知らなかったので、ニーチェについて書いていきたいと思います。

まだニーチェの著作は読めてないのですが、(素人には高すぎる階段)入門書がないかなということでこの本を図書館で借りてきました。

 

ニーチェ入門 (ちくま新書)

ニーチェ入門 (ちくま新書)

 

 たまにわからない箇所がありますが、おおむね理解した気になりながら読めています。

彼はショウペンハウアーとワーグナーの影響を大いに受けています。ワーグナーってあの音楽家の?そうです、あの音楽家です。どう影響を受けたのかを書いてあった気もしましたが、ワーグナーからどう影響を受けたのかはよくわかってません(笑)

ニーチェはショウペンハウアーの考えをもとに、人間の欲望といったものが生じることで人間は互いに苦しむことになるが、これがなかったら!と考えるべきでないといいます。むしろ、この苦しさがあることで人間の生きる理由になるというのです。

 

欲望がなかったら!と考えて欲を捨てるのは仏教、欲を我慢して他者の利益を優先して考えるのがキリスト教の禁欲主義につながります。ニーチェはこれらを批判したのです。

そこから、ニーチェによるキリスト教批判が始まります。

善と悪

ニーチェは、それまでの道徳的な善と悪にも目を向けます。

それまでの「よい」とは、力を持ったものといったものが主流でした。「自分は力を持っている」という自己肯定的な感情が「よい」であり、力を持たないことが「わるい」ことだったのです。

しかし、当時のヨーロッパでは、キリスト教の思想をもとに利他的な行動が善、利己的な行動は悪とみなされていました。また、弱いもの、迫害されるものが善とし、その反対を悪と位置付けました。

この価値観の逆転はキリストが処刑されたときにひっくり返ってしまったのです。こうした、考えをニーチェは批判しました。

キリスト教では、力の階級がないほうが好ましく、「みんな平等だよ」がモットーでしたが、ニーチェはこの考えが蔓延することでしょうもない人間ばかりが生まれる社会になってしまうと批判したのです。

 

そこで出てくるのが「超人」ですが、そのことについては明日書きたいと思います。まだ、本も読み終わってないですし(笑)